「信州 WordPress Meetup in 松本 Vol.9」に参加してきました!
イベント2019年2月9日(土)に、松本市にあるコワーキングスペース「SWEET WORK」さんで開催された「信州 WordPress Meetup in 松本 Vol.9」に参加してきましたので、参加レポートをまとめてみました。
あなたの知らない編集者の世界
フリーランスとして主にWebコンテンツの編集、プランナー、ディレクターをされている筒木愛美さんによるセッション。
まずは、クライアントさんとクリエイターさんやライターさんとをつなぐようなお仕事をされていて、オウンドメディアの運用を例にどういったところに気をつけているかなどの紹介。
クライアントさんからの依頼に対し、まずはライターさんを含めて「この単語はひらがなを使うか漢字を使うか」や「文末がなりますなのかございますなのか」などのルール化をするとのこと。細かいことですが、多くの人に読んでもらうために伝わりやすく読みやすい文章になるかの大切な部分になるので、最初にルール化しておくことはとても重要だなと感じました。
また、ライターさんから上がってきた内容をチェックする際に筒木さんが行っている「校正11箇条」について。
- 間違いはあると確信して読む
- 1つ修正して安心しない
- まずはすべてを疑う
- 1回目は文章として読む、2回目は文字として見る(整合性やリズム、表記の揺れなど)
- 記憶しながら読む
- 声に出して読む
- 1カ所修正したらすべて反映(一括置換)
- 正しくない日本語に違和感を持つ
- 誰かが見つけるは誰も見ていないに等しい
- 初めて読む人の目線を忘れない(その〜・この〜が読み手に通じるのか)
- 自分の知識・常識はあてにしない(キャノンとキヤノンなど)
編集のお仕事をされている人だと当たり前のことなのかもしれませんが、結構大変だなという印象。慣れればそうでもないのかな?
続いては、メールやブログなどで文章を書くにあたって「読みやすい文章とは」について。
筒木さんが思う読みやすい文章とは、「スラスラ頭に入ること」「リズムが良いこと」「小難しくないこと」「変な用語がないこと」「句読点の位置がおかしくないこと」「てにをはが繰り返されていないこと」などで、実際の例を見ながらでしたのでとてもわかりやすかったです。
更新頻度が少ないとはいえ、こうやって記事を書くことがある身としてはちゃんと書こうとして文末が繰り返しになってしまったりおかしな言い回しになっていたりするので、落ち着いて読み返して書いていこうと思いました。
はたしてこの記事はどうだろうか(笑)
WordPress5.0のテーマからポートフォリオサイトを制作した話
松本市でフリーランスとしてグラフィックデザイナーをされている北平恵己さんによるセッション。
タイトルが長かったので急遽「WordPressクッキング」へ変更します!のタイミングで会場は大爆笑(笑)また、iPadでスライドを表示していて「あ、そういう使い方もあるのか!」って個人的にはとても新鮮でした。
WordPress5.0ではエディタの新しい機能「Gutenberg」が搭載されたのですが、ご自身のポートフォリオサイト「stella design work」を立ち上げる際にせっかくなので使ってみよう!ということで、使ってみた感想と普段デザインする際に気をつけているポイントの紹介。
Gutenbergは、JimdoやWixみたいな感覚で初心者でも扱いやすいものに近づいてきた印象なので、これからWordPressを始める人にはとっかかりとしては良いかも?とのこと。リリースされてからまだ触ったことがなかったので、早速いじります!
続いてはテーマ選びとカスタマイズについて。
WordPress5.0に標準で搭載されている最新の標準テーマ「Twenty Nineteen」に決めて使ってみたけど、テキストを流し込んでみたらイメージ通りにならなかったのでCSSで調整してなんとか形にしたとのこと。
その理由は、外国の方が作成されたテーマは当然英語がベースなので日本語を考えて作られていないから。まぁこれは結構あるあるな事象で、私も何度も経験したのでめっちゃ同意。
調整については、フォント選びや行間の設定、配色など、デザイナーさんならではの観点でご紹介いただきました。今後サンプルサイトを作る際には参考にしてみます。
発表の最後には「全員電子機器を閉じてスケッチしてみよう!」のコーナー(恒例化されるかな?)。前回の北平さんのセッションでもやったもので、前回はWordPressのロゴでしたが今回のテーマは「非常口のマーク」。もう全然違う感じになってしまいました(笑)
普段見ているものでもいざ見ないで描こうとするとなかなか描けないんですよね。こういうのって普段から「デザイン」を意識したほうが良いのかも?
WordPress テーマ Snow Monkey を開発するにあたり、技術的な面でこだわったところをお話します。伝わるのか伝わらないのか…。
長崎でフリーランスとしてWordPressのテーマや各種プラグインのデベロッパーをされているキタジマタカシさんによるセッション。
自己紹介の後、テーマの宣伝してもあれじゃないですか?とのことでタイトルを「WordPressテーマ「Snow Monkey」における私の技術的偏愛」にしますという展開に!
キタジマさんが販売しているテーマ「Snow Monkey」を制作するにあたり、こだわっているポイントや公開方法の構築などかなりマニアックな内容でした。
WordPress標準で搭載されてるテーマをベースに、実際のソースコードを見ながら「こういう部分が気になるのでSnow Monkeyではこうしました」とか、カスタマイザ-の機能を拡張してよりユーザーが使いやすいようにしたりとこれだけでもボリューミーなのに、さらにはSassで書くところをPHPで書いたって部分については「え?そこまでやってしまうの?」と正直まいりいました!
技術力が高いというのは当然として、何よりそこまでの発想に至れるところとかそれを実現させてしまうところとかもう「すごい!」という言葉しか出てこない状況でしたが、とても良い刺激+勉強になりました。
これまで、勉強のためや仕事でテーマを作成する上で標準搭載されているテーマや無償配布されているもののソースコードを見ていると構成が結構複雑で追うのが大変だったりするのですが、考えられた上で作られているのかなと思うと少し見方を変えてみる必要がありそう。
まだまだWordPressも分からないこと、使ったことがないことが沢山あるのでこれを機にもっと深めていければと思います。
LT
主催メンバーである占部紘(Toro_Unit)さんによるライトニングトークセッション。
内容は以前参加させていただいたときにお話しされていた「WordPress警察からの逃れ方」でしたが、2回目でも普通に面白くてついつい聞き入ってしまいました。今後お話しされる予定のものもあるとのことでそちらもとても気になるので楽しみ!
内容をお知りになりたい方は前回の参加レポをご覧ください。
まとめ
名称が「WordBench長野」から変わって全然参加できていませんでしたので、今回が名称変更後初の参加。トータルでは4回目の参加でしたが、今回も色々と勉強になり刺激を沢山いただきました。
主催の占部さん、登壇者のみなさん、ありがとうございました!!諸事情で懇親会に参加できなかったので登壇された方しかご挨拶できなかったのがとても残念。次に参加するときは懇親会まで出たいな。
そうそう!イベント中に話題に出た「最新版にしましょう!」を受けて、早速ローカル環境でバージョンアップのテストを経て本サイトも4.9.9から最新版の5.0.3へバージョンアップさせました。今後は独自テーマの「Gutenberg」対応も検討しなければ。
[…] 今回の参加者のたぁぼぉさんも当日のレポートを紹介されています。登壇者にとって参加された方からの目線や感想はとても参考になりますし、素直に嬉しいです!エンジニアさんならではの視点で「なるほど!」と思うことも沢山あったのでこちらも合わせてぜひ↓https://taxaboxo.com/blog/shinshu-wordpress-meetup-vol9/ […]